■ 長期旅向けに着ていく服の基準は何を優先するべきなのか調べている
■ なぜ速乾・防臭・長袖が良いのか?知りたい
■ 実際に海外で長期旅をされた方の実体験を聴きたい
旅に出る!となれば、出来るだけオシャレな格好で行きたいですよね。
せっかくの楽しい旅行にするために、アレやこれやと悩むのもまた楽しいものです。
ですが、何を基準に選んだら良いのか・・・??
旅をする人によって答えはばらばら・・・・。
そこで今回のテーマは51か国バックパッカーとして巡ってきた私ROCKが長旅という条件で服を選ぶときに大事な3つの基準と
+αとして長期旅で悩む洗濯のやり方を解説します。
この記事を読むことで、海外旅行で服を選ぶ際の基準が分かるようになります。
①【速乾】【抗菌・防臭】仕様の衣服を選ぶ
②男女とも肌の露出やボディラインが出るような色気のある衣服は避ける
③衣服の準備には基本はユニクロ+ネットショッピングで揃えよう
もくじ
海外旅で選ぶべき基準は速乾・防臭・長袖の3つ 実用性を重視しよう
51か国巡っているなかで旅人とたくさん出会い、観てきた中でじょうずに旅をしている方々の共通している服装は以下の3つの条件でした。
・アウトドアで着ていくようなアクティビティ向けのウェアである (快適さ)
・おしゃれ<動きやすさ・快適さを重視した格好である (速乾・防臭)
・男性的・女性的な色気を抑えた服装である =肌が見える箇所が少ない(長袖)
まとめると ☞ スポーツ・アウトドア・ユニセックス系統のシンプルなコーディネート
ひと月~半年~年単位で旅を続けている旅人ほど、上記のような恰好を取る傾向があるように見受けられました。
逆にツアーや数日の短期的な旅行者ほど、日常の延長線上にある気合の入った恰好で出歩いている傾向が強いです。
私ROCKとしても、丸一年間旅をし続けてきた経験上、【快適性】【洗濯に適している】【長袖メイン】が長旅における衣服選びの基準だと痛感しています。
その理由をこれから順番に解説していきます。
速乾=汚れてもすぐ乾くのがメリット。いつも清潔感が保てる【服選びの最重要項目】
短い旅行なら、重要なポイントではありませんが、1週間以上の長旅をする以上、持ってきている服をいつかは洗う必要が出てきます。
洗濯=長期旅には避けて通れない道。
後述しますが、長旅の中では「いつでも」洗濯機・乾燥機のある環境で洗濯が出来るとは限りません。
その場合、自分の手と足で自分の衣服を洗うワケです。
速乾性能のある衣服であれば適当に2-3時間干しておけば着れるレベルで乾きます。
「洗濯の手間がかからない」ことは長く快適に旅をするとき、非常に重宝する要素
(洗濯だけでなく、汗でびしょびしょになってもすぐにカラッと乾く方が最高に快適です)
選ぶ素材は化学繊維(ポリエステル繊維)が長旅には適している
衣服の繊維は【天然繊維】と【化学繊維】の2つに分けられており、それぞれの素材は特長があります。
挙げるときりがないので、ここでは長旅に適した素材だけを少し解説します。
長旅向きなのは、速乾性能が高く・しわになりにくいことで有名なポリエステル繊維。
スポーツ用ウェアでもよく採用されているこのポリエステル繊維は天然繊維の綿よりも着心地や洗濯時の違和感はありますが
その機能性は長旅という厳しい環境下では心強い特長を持っています。
おススメはTシャツや下着など肌に直接触れる衣服に取り入れてみると◎
Tips!:管理人的に「ジーンズ」はNG=ぜんぜん乾かない
私の実体験を元にお話し致しますと長旅にジーンズはまったくおススメしません。
日本から出ていくときに普段着で使っていたユニクロ【ジーンズ】と【イージーパンツ】を用意して旅していました。
当初、いくつかの情報ではジーンズで旅をすることを推奨していたので使っていたのですが、これが失敗。。。
「何日も履いてれば、まぁ臭くなる」
『ジーンズはあまり洗わないのが大事って知らないんですか??』と言われそうですが
「不衛生であり続ける方がよっぽどNGでしょう」
そして、ジーンズの生地上、洗濯してもカンカン照りの日中レベルで無いとなかなか乾かないのもマイナスです・・・。
長期旅で洗濯をする必要が出てくると、毎回衣類乾燥機を使える環境には居られません。
よくある干場所はドミトリーのベッドに自前のロープで即席の洗濯干しにして干す方法(お世辞にも洗濯に適した環境では・・・
限られた環境の中で、より快適で実用性に富んだ道具の方が長期旅には絶対に良いと自信を持ってお伝えします。
防臭:やっぱり臭い予防は世界共通で重要事項。自分にも相手のためにも
長旅ではどうしても自分のカラダだけでなく、着ている物・持ち物に汚れてきてしまいます。
ある程度は仕方ないのですが、なるべくなら清潔を維持したいところ。
長旅になるとスケジュールの都合上、毎日シャワーを浴びることや衣類を洗濯することが出来るとは限りません。
・長距離バスや列車に乗って夜間移動するとき
・トレッキングなどのアクティビティに参加して通常の街から離れたところを旅しているとき
・宿で急遽断水が起こり、修理まで時間を要する事態に巻き込まれたとき(インフラが脆弱なエリアで体験しやすい)
そんなときに、有難いのが【防臭】【抗菌】効果が付いている衣服。
これは、速乾性能が高い衣服にも共通することですが、衣服が汗や水で濡れたときにさっと乾いてかつ臭いも出にくいものを着ていると気持ち良いものです。
それともう1つ大事なことは自分の清潔感。
長期旅は「予期せぬ出会い」との連続です。
いつどこで「あなたにとって」運命の出会いが起こるのかは神のみぞ知る世界の中で、自分の衣服から臭いにおいが出ては気後れします・・・。
旅の醍醐味である「出会い」を良いものにするためにも、最低限の清潔感は保っておきたいものです。
長袖=宗教上の理由で肌見せNGなのと、日差しや虫さされなどメリット多し
イスラム教圏の国を旅しているときによく聞いたことがあるかと思います。
「肌の露出やボディラインの出る服のコーディネートは避けるべき」と。
イスラム教の聖典「コーラン」の一節に「女性は美しいところは人に見せない」ようにと記されているため
現地の女性は一様に肌が出ずカラダのラインも見えない衣服を着て過ごしています。
私たち外国人側にとっては、特にイスラム教徒では無いのであそこまで徹底する必要はないのですが
「郷にいては郷に従え」精神で相手の文化を尊重していきましょう。
それと、海外ではイスラム教圏に限らず「露出」「ボディライン」が出やすい衣服は避けた方が変な人達に絡まれる確率はぐっと減るので絶対おススメ。
欧米系の男女の中にはショートパンツやタンクトップで出歩く人たちもたまに見かけますが
彼らは絡まれてもYes/Noの意思表示を強烈に出せるタイプなので、変な人たちもサッと手を引いていきます。
私たち日本人はそうした意思表示を相手にぶつけるのが少々苦手な優しい民族。
1人追い払うのでも大変な労力を費やしてしますのが想像できます。
そのためには「未然に防ぐ」意味も込めて長袖・長ズボンの衣服を中心に用意しておきましょう。
※肌の露出とかボディラインとか女性の話だけでしょ?と思う方、世界には男のカラダに興奮する男性も多々おりますよ・・・(実体験)
長袖は暑くない?その場合は、まくるなりして臨機応変に
「そうは言っても、暑い国でそんなの着てたら熱中症になってしまう・・・!」
という方もいらっしゃると思いますので、その場合は衣服の素材と組み合わせで対応してみると◎
・半袖Tシャツに「麻」素材のワイシャツを羽織る
・通気性の良い機能材ズボンを用意する
特に麻素材のワイシャツやジャケット類があれば重宝します。
麻は天然繊維の中でも軽くて通気性・速乾性能が高い優秀な素材。
長旅の中で必ず役に立つことでしょう。
難点は洗濯するとしわがすごいことになるところですが・・・(笑)
荷物とのバランスが大事。2-3泊分の衣服を持っていく人が多め(洗濯は必須)
持っていく衣服のイメージがついたら、さっそく準備です。
自宅に該当する衣服をすでに何着か持っているようでしたら、持っていくと良いでしょう。
持っていく衣服の量は「2-3泊分」でやりくりすることをおススメします。
それ以上の服を持って行っても、カバンの中の荷物がかさばってしまい、他に持っていくべき荷物が入らなくなります。
それと、実体験ですがたくさん衣服を持って行っても結局着て洗濯してのルーチンのなかで4泊以上の衣服は着ることがありません。
長期間荷物といっしょに移動する旅のなかで少しでも荷物を軽くするために、必要以上の衣服は持たない。
※足りない・捨てるはめになった・・・などは、地元の市場とかで激安で買えるので大丈夫です。
用意するお店は基本ユニクロでOK 必要に応じてネットショッピングで揃えよう
私たちの強い味方、The ユニクロ。
ユニクロでぜひ買っておくと良いのが「ウルトラライトダウン」
これは、ジャケットとしては最高に軽くて防寒機能に優れているので長旅には間違いなく持っていってほしい!
持ち運びもめちゃくちゃコンパクトになるのもスキがありません。
「暑い国に行くからむしろ要らないよ!」という方も、持っていくと良いですよ。
※東南アジアや中東など暑い国は屋内や乗り物の冷房が超強烈。寒すぎて具合を悪くすることが多い
▽2019年のミャンマー旅で大活躍したウルトラライトダウンは暑い国でもあると助かりますよ▽
ユニクロが家の近くに無い!方の場合は、ネットショッピングで足りないものを揃えていく形になるでしょう。
ブランドにこだわりが無ければ、価格面でお得にそろえてしまいましょう^^
洗濯する方法は?宿泊施設に無い場合は、シャワーを浴びながら服を洗ってみよう
長期旅で必ず経験する「洗濯」という名の労働。
宿の設備や宿の近所にコインランドリーがあれば◎なんですが、無い場合も多々あります。
そんなときはどうするのか・・・??
こたえは簡単。
シャワータイムのときに、カラダといっしょに衣服も洗ってしまえばOK。
あなたが泊まる予定の宿によって少々難易度は変わりますが(個室のホテル or ドミトリーの共用シャワー室か)
方法はいたってシンプル👇
①着替え・タオルといっしょに洗いたい衣服を持ってシャワー室へ
②シャワーを浴びて、頭・体をボディソープで洗う
③体を綺麗にしたら、ボディソープを衣服にかけて「足で」踏んづけて泡立てて洗濯する
(ビニール袋に入れるのも手)
④じゅうぶん洗ったら、手でしっかり絞って脱水作業
⑤絞り終わった衣服は、ドミトリーの自分のベッドに洗濯ひもで干し台を作ってかけて干す
※ドミトリーの共用シャワー室という条件の場合
自分の手と足で洗濯するため、洗濯機のようにじゅうぶん水気を飛ばしたり出来ない環境です。
その時に、重要となるのが【速乾】【抗菌・防臭】効果の衣服。
長期旅では洗濯が避けて通れない以上、こうした実用性の高い衣服を着ていると本当に快適な旅を送れます。
海外の雑貨屋でボディソープを買うとき「Shower gel シャワージェル」の名称で販売されています。
日本のボディソープよりも洗浄力は弱めですが、肌に優しい仕様。
衣服の洗浄にも使えますが、濃い汚れにはやや不向きです。
固形石鹸が入手できれば、そちらを使う方が汚れが落ちるのでおススメ。
ROCK的まとめ
①長旅では避けられない洗濯作業を少しでも楽になるよう【速乾】【抗菌・防臭】仕様の衣服を選ぶ
②男女ともに、肌の露出やボディラインが出るような色気のある衣服は避ける
③衣服の準備には基本はユニクロ+αでネットショッピングを有効に活用しよう
海外をゆっくり巡ってみたい!
そのために考えないといけないのが荷物の取捨選択と着ていく・持っていく衣服選び。
短期間の旅行やツアー旅行とは勝手が違うからこそ、しっかり準備をして楽しい長旅を実現したいですよね。
少しでもあなたのお役に立てたら嬉しく思います。
ROCKでした。
▽長旅に必要不可欠なバックパックをまだ決めていないならこちらもご参考に▽