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誰向け?:ヨルダンに行ってみたいけど、実際の治安について不安に思うあなたへ国内の安全性についてご説明します。
※この記事は2020年2月16日に更新しました♪

すてきな「旅」してますか?
世界51か国を巡ってきた私ROCKが、世界の魅力をあなたにお届けするブログ「ログROCK」
ヨルダンは、世界遺産として非常に人気+満足度の高い観光名所や、中東諸国の中で比較的安全に旅行できるとして世界中から多くの旅人がやってきます。
しかし、中東諸国というと、テロだったり誘拐や紛争などなど・・・。

日本でわたしたちが中東のニュースを見るとそんな不安になる情報ばかり・・・。

興味はあるけど、命の心配・トラブルに巻き込まれるんじゃ旅行どころではありません。
今回のテーマは、実際に私ROCKがヨルダンを旅してみて、遭遇したトラブルや街の雰囲気と合わせて、外務省で発表されている渡航状況を紹介します。
ツアー旅行と個人旅行、どちらがオススメかをお話しします。
①ヨルダンは海外1人旅に慣れているのでなければ、ツアー旅行の方が安全なので強くおススメ。
②首都アンマンは夜間の外出はNG、声をかけてくる人にも十分注意してください。
③ペトラ遺跡周辺は、乗馬体験の高額チップ請求には気を付けて
もくじ
ヨルダンの治安レベルは、十分注意してください。これって、旅行しても良いの?

2019年9月現在、外務省が情報提供している海外安全情報によれば、ヨルダンの危険レベルは「レベル1」十分注意してくださいになっています。
「行っても良いけれど、本当に注意して自衛方法を固めてから来てくださいね!」というレベルになります。
このレベル1は、何もヨルダンのような中東の国だけに限った珍しいものではなく、じつはインド・カンボジア・ラオス・インドネシアなんかもこのレベルに該当しているのです。(日本は色付け無し。レベル0)
ここで疑問に思います。
「そうは言っても、インドネシアやカンボジアは旅行やビジネス目的で行く人も多いし、ほんとうに危険なの?」
たしかにその通りではあります。
実際にこのレベル1ってどの程度の危険レベルなのでしょうか・・・???
この危険レベルは段階として1-4段階まであり、それぞれの詳細な定義について公式HPで解説されています👇
外務省 海外安全ホームページ
※感染症危険情報については, 別途発出基準を設けています。 「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報で、中・長期的な観点からその国の治安情勢をはじめとした、政治社会情勢等を総合的に判断し、それぞれの国・地域に応じた安全対策の目安をお知らせするものです。 危険情報では、対象地域ごとに4つのカテゴリー( 下記2を参照 …
中東諸国で安全とされる国としては以下の内容です。
レベル0(色付け無し) ➡ UAE(ドバイのある国)・カタール・オマーン
レベル1(黄色) ➡ヨルダン・サウジアラビア
レベル2以上(橙色~赤) ➡ イスラエル・レバノン・エジプト・イラク他
私がじっさいに訪れた国イスラエルは、首都のテルアビブや古都エルサレムエリアはレベル1ですが、全体的にイスラエルは非常に不安定な国のため、外務省でも全体的にレベル2以上にされています。
そこからわかるように国の地域によって非常に危険な地区・比較的安全な地区に細かく分かれています。
ヨルダンに行く場合、旅に慣れている人、バックパッカーとしての経験をしている中級者は、問題なく旅が出来ることだと思います。

もし、これを読んでいるあなたが、海外1人旅に対して経験不足かなって不安に思う場合は、間違いなくツアー旅行でヨルダンに行かれることを強くおススメします。
ヨルダンは、ものすごい危険な国ではありませんが、少しの油断やめぐりあわせによってトラブルや不快なことに巻き込まれる可能性が高いと言えます。
そうした非常事態に自分の力で切り抜けられる方向けの国と言えるでしょう。
実際に歩いてみた感じ:首都アンマン

危険レベルがわかったところで、じっさいに旅してきた私ROCKがヨルダンの危険性について、アンマンを例にご説明しようと思います。
ヨルダンの首都アンマンは、日本から飛行機で降り立つクィーンアリア国際空港からシャトルバスで北へ1時間。

ツアー客ないし個人旅行でかならずと言っていいほど訪れる大都市。
首都というのは、ヨルダンに限らずどの国であっても、多くの人間が集まってくる場所です(良し悪し関係なく)
あなたがじっさいに宿泊するエリアであろうアンマンの中心街「AL RJOUM」地区ですが、大通りは特に問題なく歩くことができます。

日中に関していえば、大通りから外れた細い路地もなんとか歩くことは出来るでしょう。
ただ、夜になると路地はNG。大通りも夜8-9時までであれば、まだ人がいるのでセーフですが、深夜帯はひっそりとして、本当に怖い雰囲気が出てきます。
そのため、夕食は夜7時頃には始めているぐらいで計画しておいてほしいです。
女性だけで旅をする場合or男性もしくは女性での一人旅であれば、さらに警戒して歩いてください。
お酒好きな方はちょっと注意が必要

くれぐれも沢山飲まない!レストランやBarで飲む場合はビール1-2杯。ワイン1杯程度で抑えることを強くおススメします。
ヨルダンは日本ではありませんし、タイのような良くも悪くも旅行者文化が浸透している国とは違います。
判断能力が低下するほどお酒を飲んで、宿に帰ろうとする行為は悪漢からすればカモもいいところ。
私はじっさいに、肌感覚で夜間の危険性を感じていたので、お酒が飲みたい場合はリカーショップで、ビールをしこたま買ってホステルのリビングでルームメイトと宅飲みしていました。
旅行者に対して声をかけてくる人は多い

東洋人が珍しいのでしょうか、レストランや観光地で声をかけてくる方が多かったのを覚えています。
小さい子たちは、無邪気にスマホのカメラで一緒に撮って!とせがんでくるのが可愛かったのですが、内心お金を請求されないか疑っていました(バックパッカー経験が長いと、無償の親愛や親切を疑ってしまう・・・(笑)

声をかけてきてくれる人が本当に親愛の情をもっているのか、それとも詐欺やトラブルの火種をもっているのか。
それを完全に見抜く方法はありません。なので、最終的にはその場に居合わせているあなたの直感がものをいいます。
ただ、1つお伝え出来るとしたら、いきなり声をかけてくる人は親愛にしろ詐欺の類にしろ「あなたに何かを求めている」ことだけは事実。(好意にしろ、金銭にしろ)
①俺は親日だぜor日本が好きなんです👈(良くも悪くも頻繁に言われるセリフなので、ここで警戒は維持)
②これから遊びに行かないか?orお茶しない?👈(これを言われたら断りましょう)
③写真を撮って!or日本の話を聞かせて!👈(セーフ?でも警戒は維持した方が良し)
④俺の恋人になって欲しいor一緒に気持ちよくなろうぜ👈(滞在中、計3人の男から言われました(笑))
声をかけてくるパターンとしては、あのインドには勝てませんが(?)上記の内容で①や③であれば、相手によって対応しても良いかもですね。
危険なのは、場所を変えようとしてくる人。
絶対に会ったばかりの人に付いて行ってはいけません。こんな基本的なことが旅という非日常体験にいると、守ることが難しくなります。
実際に歩いてみた感じ:ペトラ

一大観光地のペトラ遺跡がある町「ワディ・ムーサ」と遺跡周辺ですが、じっさいに歩いてみた感じはアンマンほどの警戒はしなくても大丈夫かもしれません。
ただし、夜の1人歩きは控えた方が良いです。買い出しは日が落ちるまでに。夕食も夜7時には始めておくことをおススメします。
もしもあなたがPetra By Nightというペトラ遺跡の夜間拝観を観に行く予定があるのでしたら、複数人で行くこと+宿とペトラ遺跡が離れているようなら、タクシーの検討を(口述するぼったくりには、十分注意を)
どちらかというと、ワディ・ムーサの町中で何か起こるというよりも、ペトラ遺跡内やチケット販売所のビジターセンター周辺がちょっと気を付けるポイントがあります。
黄色ペトラ遺跡周辺で注意するべきこと2つ

①ビジターセンター周辺 ➡ ぼったくりタクシーや観光案内を買って出る売込みの強いタクシーが多い。
②ペトラ遺跡内部 ➡ ビジターセンターでペトラ遺跡のチケットを購入すると、馬に乗れるチケットをもらう場合があります。(今もあるかも?)
①に関しては、かなり勧誘がしつこい運転手や乗った時に料金メーターが無いヤツだったり、自分としては結構嫌な経験をしました。
②のコレも結構被害が多いみたいです。案の定私も騙されました・・・(笑)
まずビジターセンターで乗馬体験の無料チケットなるものをもらう👇
ペトラ遺跡に向かって歩いていると、途中で乗馬体験をおこなっている開けた場所に出る👇
おっさんが「チケットの乗馬体験はコレだ」と言って自分を馬に乗せる👇
ひとしきり写真を撮った後に「20JDだ」(現:3,000円程度)と金銭を要求の流れ。(👇の写真です・・・(笑)

私は延々とおっさんともめた後、結局15JDで支払いましたが、旅人の話によると同じようなトラブルに巻き込まれてしまった方が多いです。
どうやら、解釈としては乗馬体験料は無料だけれども、おっさんへのチップに関しては別という意味合い。
当時の私はまんまと流れにハマってしまい、高額のチップを渡し、ものすごいムカムカする気持ちでペトラ遺跡に入りました。
これを読んでいるあなたは、ペトラ遺跡に行く際は乗馬体験には気を付けてください。
ROCK的まとめ

①ヨルダンは海外1人旅に慣れているのでなければ、ツアー旅行の方が安全なので強くおススメ。
②首都アンマンは夜間の外出はNG、声をかけてくる人にも十分注意してください。
③ペトラ遺跡周辺は、乗馬体験の高額チップ請求には気を付けて
いかがでしたでしょうか。
ヨルダンは、文化として非常に面白く国内にみどころがたくさんあるので、興味がある方も多いはず。
もし行く場合、安全の面・トラブルの対応を鑑みてツアー旅行で組まれるのをおススメします。
せっかくのヨルダン旅行、気持ちよく楽しい思い出を作りたいですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ROCKでした。