良き現地パートナーとの出会いを提供する:ミャンマージャポン・下山様【対談#1】

内容:ミャンマージャポン・下山様が語る「ミャンマーで暮らすこと」の魅力について

読み終わる時間:7分程度

誰向け?:ミャンマーでビジネスを始めたい方・ミャンマーでの生活に興味がある方へ

 

日本と世界を繋げるテーマでお送りします「現地企業へのインタビュー」

記念すべき1回目の対談は、ミャンマー・ヤンゴンを拠点に活動されている「MYANMAR JAPON」にミャンマーの「いま」をお聴きしてみました。

ミャンマーでの生活・働き方の実態について興味がある方は、ぜひ楽しんで頂けたら嬉しく思います^^

もくじ

ミャンマーでのビジネス・ライフスタイルを発信する「MYANMAR JAPON

2013年に事業を始めて7年目を迎えたミャンマージャポンは現在日本人5名現地スタッフ20数名で目まぐるしく変化するミャンマーの「いま」を発信しています。

ミャンマージャポン【MYANMAR JAPON】は日本とミャンマーの経済発展のかけ橋になるべく、大きく分けて3つの事業を中心に展開しています。

ミャンマージャポン  おもな事業

・日本企業のミャンマー進出にかかわるコンサルティング事業

・ミャンマーの日本語ビジネス情報誌「MYANMAR JAPON(MJビジネス)」
ミャンマー語・英語ビジネス情報誌「MYANMAR JAPON (MJ PLUS)」の発行および
ビジネス情報サイトの運営、ニュースメールの配信・運営

・ミャンマー初、本格TVショッピング&ECサイト 「TV SHOP」の運営

他にも・・・
・国内外のイベント、セミナー、講習会、研修等の企画、制作、運営、管理
・ミャンマーの不動産物件仲介
・ミャンマーの人材紹介、斡旋・・・etc

 

ミャンマーでのビジネスからライフスタイルなど幅広い分野で情報に精通しています。

公式HPではビジネスや観光だけでなく生活で役に立つ情報がたくさんあるのでおススメです^^

おススメの記事

ミャンマー大使館でも取り扱いされている月間情報誌「MYANMAR JAPON(MJビジネス)」を読んでぜひ現地の生活・働き方についての生の声を聴きたくお邪魔してみました。

ミャンマージャポンの事務所はカンドージ湖の名物「カラウェイパレス」が見えるKantharyar Centreにあります。

ご対応頂いたのは入社4年目の下山様。

実際にミャンマーで働いている方からリアルなお話をお聴きしてみました。

ミャンマーで暮らす:きっかけは大学時代のバックパッカー旅から

-ミャンマーと関わるきっかけになったのは、いつ頃でしたでしょうか?

下山様
大学時代に経験したミャンマー旅がきっかけです
下山様
2012年-13年頃でしたので、民主化して矢先の時でしょうか。まだ行ったことの無い国としてミャンマーが残っていたので、ちょっと行ってみようかと

-フットワークが軽いですね。実際に行く前の印象はいかがでしたか?

下山様
正直、物騒なところじゃないかって思ってました(笑)アウンサンスーチー氏の軟禁とかあったじゃないですか。でも、ブログとかで良い国だって書かれていたので、よし行こう!と

道案内の恩返し:ミャンマー人からのもてなしを受けた1か月の滞在

-初めてのミャンマー旅では何日間いたのですか?

下山様
1か月ぐらい滞在していました
下山様
そのときは、ミャンマーに行く前にストップオーバーで昆明に寄ったことがありました。1週間滞在してましたが、そのときにたまたま道端で迷っている男性を見かけたので、声をかけて道案内をしました。
下山様
そしたらその男性はミャンマー人だったので、彼からヤンゴンに着いたら自宅に歓迎するよと言われ連絡先を頂きました

-不思議なご縁ですね!その方とはヤンゴンで・・・?

下山様
ええ、空港に降りたら家族総出で待ってました(笑)そのまま、1か月間居候という形でだいぶお世話になりました。

-すごいご経験を・・・(笑)その後1か月でどこに行かれましたか?

下山様
ヤンゴンの観光のあとは、マンダレーやバガンにも巡ってきました。出会った方々はみんな親切で暖かい方々ばかりでしたよ。

-この体験がミャンマーを好きになるきっかけになったのですね!

大学卒業後にミャンマーへ・・・!

-大学を卒業するときは、どのような進路をお考えでしたか?

下山様
なんとなく、東南アジア方面で働けたら・・・と考えてました。なかなか就職が決まらなかったこともあって、海外もアリかなと

その後、ミャンマーとのご縁があり、単身ヤンゴンで働きはじめることに。

その時就いた最初のお仕事は不動産の営業だったそうで、そのご経験から現在の「MYANMAR JAPON」でも不動産斡旋のご担当もされています!

ミャンマーでの生活についてお聞きしました

-このヤンゴンで暮らしてみて、いかがですか?

下山様
日本とそこまで大きく変わることはないと思います
下山様
日常生活に必要な雑貨や食材に関しては近隣のスーパーで購入しています。いまでは日本食材も少しは手に入るので、困ることはないですね

ちなみに、在住日本人の方はこのようなところで住まわれているようです。これは快適そう・・・!

快適に暮らそう!ヤンゴン1人住まい選び

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下山様
ただ、車の運転に関しては十分にお気をつけください。日本と違ってかなり荒いので・・・(笑)

-「Grab」で市内を移動していましたが、たしかに荒かったですね・・・(笑)

ミャンマーの食事は香辛料と油が多め

-現地の食事情についてお聞かせください

下山様
ミャンマーで特徴的なのが水と料理です。まず、水は硬水なので軟水で慣れ親しんだ日本人の口に合うかどうかが出てきます。
下山様
また、現地の料理は油と香辛料が多く入っているので、胃腸をやられて日本に帰る方もいらっしゃいます。とくに地元の方が食べられている屋台飯はちょっと注意が必要かもしれません

-たしかに、味付けや油の強さがどことなくインドを思い出します。胃腸が弱い人には要注意ですね。

下山様
もしも観光で来られた際にミャンマー料理を体験したいのでしたら「feel」restaurantはいかがでしょうか?
下山様
ミャンマー各地でフランチャイズ展開しているレストラン型のミャンマー料理店です。ここでしたら、衛生的にも問題御座いませんし、ミャンマービールを飲みながら頂けるのでおススメですよ

フィール ミャンマー フード (ヤンゴン) の口コミ1,446件 – トリップアドバイザー

フィール ミャンマー フード(ヤンゴン)に行くならトリップアドバイザーで口コミ、地図や写真を事前にチェック!フィール ミャンマー フードはヤンゴンで49位(1,062件中)、4点の評価を受けています。

後日feel restaurantを訪れてみましたが、清潔感のある店内でミャンマー料理を楽しく頂くことが出来ました^^

ミャンマー・シャン州のコーヒーが美味しい

下山様
ワインで有名な産地ののシャン州ですが、気候的にコーヒーの栽培にも適しています。そのため世界中のコーヒーメーカーやバイヤーが上質なコーヒー豆を仕入れるためにミャンマーへ来られているんですよ

-たしかにミャンマーではお茶をよく飲んでいるのを見かけますが、コーヒーもお店が多くありますね。

下山様
もし、コーヒーを購入されるようでしたら「element」というコーヒーショップがヤンゴンにありますので、オススメです
下山様
もしくはcity martみたいなスーパーで買えるものであれば「Genius」コーヒーが買いですね。

私もお土産に「Genius」コーヒーを購入してみました。

Genius Shan Highlands Coffee

Specialty coffee producer from Myanmar(Burma).We are working in the Seed to Cup coffee supply chain. We are going to exercise to make fair trade coffee in Myanmar (Burma). Distribution North America | Cambodia Awards Elevation 4000-7000 ft/1200-2200 m Specially Grade Coffee cupped by international cuppers Hand Picked and Sorted Fresh Roasted and Packed Products Services Coffee Processing We contribute 10% of our revenues to Development Projects in Southern Shan Stage.

ヤンゴン市内に展開しているスーパー「city mart」でも販売されていますので、ぜひご確認ください^^

ミャンマーオススメの娯楽はゴルフ!ゴルフ好きにはたまらない

-在住日本人に人気の娯楽は何があるのでしょうか。

下山様
娯楽に関して言えば、ミャンマーは元々イギリス領時代の影響から、ゴルフ場が多いです。このヤンゴンでも車で30分ぐらいのところに広々とした施設が何ヶ所かあります。

<2019年10月号>Complete Golf Guide in Yangon!!

~ヤンゴン市内で展開しているゴルフ場の総合案内~

下山様
ミャンマーはバガンやマンダレーのような遺跡巡りや、ガパリに代表されるビーチリゾートがあります。ミャンマーでの生活は刺激的でとても楽しいです。日本に帰らなくても大丈夫なくらいですよ(笑)

-うーん、とってもうらやましいです・・・!

ミャンマーで働くということについて

ミャンマー人の価値観は上座部仏教が根本に

-では次にミャンマーでの働き方についてお聞きしたいと思います。

-まずはミャンマーの方にたいする印象をお聞かせ頂けますでしょうか。

下山様
ベースのお話をしますと、ミャンマーは国民の9割が敬虔な仏教徒です。特に上座部仏教が広く深く信仰されています。
下山様
その特徴として、例えば年上の方に対してあまり意見を言うことが無いことが挙げられます。年長者の言には徳があるということで敬いますので、激しく反発するような場面は少ないかと。ただ、気をつけないといけないのが胸の内が見えにくいところです。
下山様
例に挙げますと、ミャンマー語には「ヤーバーデー」という言葉があります。この言葉には「大丈夫」という意味があるのですが、実は他にも「結構です」の大丈夫や「大丈夫じゃないけど、まぁ大丈夫」な時にも使ったりします

-あまり本心を表現しないところが日本人に似ているところがあるかもしれませんね。

そのため、ミャンマー人の本音を慮ることが必要とのこと。

<2014年10月号>日本人上司&ミャンマー人部下理想の職場への傾向と対策

MYANMAR JAPONはビジネス・生活情報誌の発行を通し、ミャンマー進出を支援します

下山様
実際、一緒に仕事をして「あれっ…?なんかうまくいかない…」と頭をかかえる企業さんが多いですね

「相手の文化を尊重すること」が成功の秘訣

−ではミャンマーで働くために大事なポイントはどこにあるのでしょうか?

下山様
やはり、ミャンマー人の文化や彼らが大事にしていることを深く尊重することです
下山様
ミャンマーは仏教をすごくリスペクトしている国ですので、この地で根付いていきたいのであれば、まずはミャンマー人の文化を理解することからです。

-異文化理解がとても大事なポイントということですね。

下山様
当たり前の話ですが、自分たち(日本人)は住まわせてもらっているという謙虚さが海外で上手くやっていくカギだと思います

-「郷に入っては郷に従う」考えが非常に大事なのは、51か国を巡って感じたことです。

シンガポールを彷彿とさせるヤンゴンの発展ぶり

−このヤンゴンを歩いてみましたが、高層ビルの建設が著しいですね。

下山様
そうなんです。いまミャンマーはものすごい勢いで建物や経済特区の整備が行われています。いま越してきたこのビル(現在の事務所)もまだ出来て1年しか経っていません。

-それは、おどろきですね・・・!次にミャンマー来た時には別の街並みになっていそうです(笑)

下山様
そのなかで、いま熱いのがダウンタウンの建設ラッシュとティラワ経済特区という区画が挙げられます

現在ヤンゴン・ダウンタウンの有名な観光地「ボージョーアウンサン市場」北西に日本の東京建物、フジタ、JOINが、ローカル企業との合弁事業として大型施設を建設しているようです。

関連ニュース:ミャンマー国ヤンゴン市中心部での大規模複合開発事業に着手

海外事業 東京建物

下山様
ティラワ経済特区という区画では、政府の威信をかけて世界中の企業を誘致するために急ピッチで整備しています。日本の企業ではSUZUKI・ヤクルト・エースコックや味の素・王子製紙など有名な企業が進出しています。最近TOYOTAの進出も決定しています。

<2018年10月号>ゾーンBは3期工事をまもなく開始、最注目の一大生産拠点 ティラワ経済特区

2015年の開業からすでにゾーンA(405ha)のほとんどの契約が決まり、ゾーンB(現状262ha)も好調で、今年12月からは3期工事が開始される。脆弱なインフラが何かと問題視されるミャンマーにおいて、ティラワSEZでは円借款や無償資金協力によって、電力、水、通信、道路、橋及び港湾などを整備し、さらに手続きを一括して受け付けるワンストップサービスセンター(OSSC)の技術的支援など、ハードと…

2011年に民主化が始めてから今年で9年目を迎えるミャンマー。

破竹の勢いで成長を続けるミャンマーには、まだまだ大きな可能性を秘めていると感じます。

日本と現地企業の出会いを提供するミャンマージャポン

ミャンマーでの働き・生活に関する情報に精通しているミャンマージャポン。

ここまでお読みいただいた方でこう思われた方もいるのではないでしょうか。

社長
日本でサポートしてくれると嬉しいんだけど・・・

ご安心ください!

ミャンマージャポンは東京商工会議所の『中小企業国際展開アドバイザー』に就いております。

中小企業国際展開アドバイザー制度とは

東京商工会議所では、国際展開に関して、公的支援機関が行う無料サービスよりも具体的な個別の企業活動支援を希望する国内中小企業に対して、国内および海外で実践的な支援を行うことを目的として、「中小企業国際展開アドバイザー制度」を新たに設置いたしました。支援を希望する国内中小企業と本アドバイザーを東京商工会議所が仲介し、特に国内準備、海外市場開拓、海外拠点設立、トラブル対応等の支援を主な役割としています。また、国内商工会議所と在外日本人商工会議所とのネットワークを活用し、国内中小企業の国際展開を国内外の双方で支援いたします。

引用:東京商工会議所

もし現地で会社を設立したい方には、日本に居ながら会社を作ることが可能とのことなので、お気軽にご相談してみる良いかと思います^^

東京の日本橋にオフィスもありますので、これからミャンマーへの進出を考えている方にとっては、大変心強いアドバイザーになるはず。

中小企業国際展開アドバイザー制度|東京商工会議所

東京商工会議所では、国際展開に関して、公的支援機関が行う無料サービスよりも具体的な個別の企業活動支援を希望する国内中小企業に対して、国内および海外で実践的な支援を行うことを目的として、「中小企業国際展開アドバイザー制度」を新たに設置いたしました。支援を希望する国内中小企業と本アドバイザーを東京商工会議所が仲介しています

現地で成功するには良き現地パートナーとの協力が必要不可欠

いかがでしたでしょうか。

ミャンマーで進出する際にいろいろ相談したいことがあれば、ぜひミャンマージャポンをオススメします。

海外での進出には現地のパートナー選びで成否が決まるとも言われます。

より良いパートナーを探すときは、現地ビジネスに精通しているミャンマージャポンにご相談すると良いでしょう。

MJビジネス (ミャンマージャポン) – MYANMAR JAPONはビジネス・生活情報誌の発行を通し、ミャンマー進出を支援します

Kubota Corporation, Yangon Branch 大森 寛General Manager 1953年から続くミャンマーとの関係。農業、水という分野において、長らくこの地に貢献してきた。 今もなお解消されていない多くの課題を解決すべく、Kubotaは奔走する。 水セクターの責任者である大森GMに話を聞いた。

この場をお借りして、取材にご協力いただきました下山様ならびにミャンマージャポン様に厚く御礼を申し上げます。

ご協力いただきましてありがとうございました。


自分らしい自分だけの人生を

33歳元バックパッカーのわたしがこのブログを立ち上げた経緯や読んでいただいている方に伝えたい目的を紹介しています。