■ 茨城県:常陸野ブルワリーで体験できる『手造りビール工房』の魅力とプラン内容
■ 常陸野ブルーイングの直営店について
■ 常陸野ブルーイングの歴史について
日本と海外をつなぐ活動を生涯の目標にしている管理人ROCKです。
現在3本のブログを運営していますが、そのうちの1つ『海外ビール専門データベースブログ ファウンドビア!』で
毎日ひたすらに新しいビールブランドを開けては飲んでレビューしています。
近い将来、旅の中で出会った日本未発売のビールブランドを輸入販売できるような通販店をやってみたいという意志で執筆していますが
『より深くビールのことを理解したい』のと『ビールの醸造について学びたい』という気持ちから協力してくださる会社を探していました。
その中で応じてくださったのが、ビールファンなら超有名なブルワリー『常陸野ブルーイング』
木内酒造という日本酒蔵が母体ながら「ビール」や「蒸留酒」も手掛ける超革新的な企業です。
今回は管理人ROCKが常陸野ブルーイングといっしょにオリジナルビールを仕込工程を紹介していきます。
実は管理人が特別なワケではなく、だれでも体験できるサービスなのですが、ご存知でしたでしょうか??
この記事を読めば、きっと自分だけのオリジナルビール造りをしてみたくなるはず!
という気持ちで紹介していきますので、ぜひお付き合いください!
① 『手作りビール工房』ではビール醸造を学びながら体験できる大人の社会科見学
② 最小ロット45本(330ml瓶)30,000円以内で作ることが出来る!
③ イベント用に造って家族・友人と楽しもう!
もくじ
常陸野ブルワリーが提供する『手造りビール工房』の詳細
☑ 常陸野ブルーイングのノウハウと設備を借りて
『完全オリジナルビール』が出来る体験施設のこと
☑ 飲食店関係者から冠婚葬祭のイベント用に!
☑ 専門スタッフが完全サポートしてくれるので、初めての人でも安心
☑ 材料はすべて木内酒造が用意してくれるので、手ぶらでビールが仕込めます!
☑ 自分の考えた材料をビールの仕込みに使うことも可能!
☑ ラベルデザインを自分で考えて作成できる!
☑ ビアスタイル×ホップ×色×アルコール度数を自分で組み合わせ出来る!
☑ 費用は最安¥28,100円から(21年3月現在)
最短1か月後に330ml瓶で45本分届きます
木内酒造の良い点は何と言っても手頃な金額で完全オリジナルビールを作ることが出来る点です。
比較までに、検討していたもう1社『Shared Berewery』(東京:府中)でもオリジナルビールが仕込めますが
最小ロット数と費用の点で木内酒造を選んだ形です。
そんな木内酒造の『手造りビール工房』ですが、いくつか注意点もあります👇
① 麦芽・ホップの選択肢が限られている
☞『Shared Berewery』の方が選ぶことが出来る素材は多い
☞酵母はこちらでは選ぶことが出来ない
② 仕込み用の材料は限られている
☞油分・塩分・糖分・香りが強すぎるもの・水系(樹液とか)などNG
※これを入れたい!という材料は事前に問い合わせを
③ 1種類作るのに1名必須
☞例「2種類仕込みたい!」場合は最低2名の作業員が必要
メーカー側はあくまでサポート要員
④ 仕込み→完成まで最短1か月程度かかる
☞納期はアルコール度数によって変化します(5%が最短1か月)
※催し事で作りたい場合は納期に余裕を持って依頼しましょう!
⑤ 茨城県鴻巣の醸造所まで行かなければならない
☞やる気のある方向けです
ですが、普段なら絶対体験できないことが出来るのでぜひ!
という点を押さえたうえでぜひ参加してみてください!
ROCKオリジナルのラトビアビールを!まずはコンセプトづくりから
仕込み日は21年2月下旬。
その約1か月前に木内酒造に問い合わせをして自分の作りたいビールをデザインしていきました。
<オリジナルビールのコンセプト>
木内酒造で作らせてくれるビアスタイルをもとに、アルコール度数×ホップ×色×副原料の組み合わせを考えて。
コンセプトづくりのために、ラトビアの友人にもヒアリングしておきました。
木内酒造にも「とある」副原料の使用許可を頂いたうえで、当日を迎えます。
木内酒造は最寄り駅『常陸野鴻巣駅』 東京から高速バスで水戸駅→水郡線へ
首都圏から木内酒造のある茨城県に向かうには、最寄りの水戸まで向かう必要があります。
手段としては『電車』と『高速バス』の2つを組み合わせます。
管理人が利用したのは千葉の住まいから東京駅→高速バスで水戸駅→常陸野鴻巣駅まで電車というルートを取りました。
水戸までは電車でも行くことが出来ますが、何度も乗り換えが必要で費用もバスよりグッと高いためおススメしません。
水戸行の高速バスは東京駅・八重洲口から。
JR高速バス(予約不可、先着順)に乗り込み片道3時間の旅路で水戸駅に到着です。
ここからJR水郡線『常陸野鴻巣駅』までローカル線で移動します。
※吹き出し がらがらの車内とのどかな田園風景に都会の喧騒を忘れます。
水戸駅から30分程度で『常陸野鴻巣駅』に到着。
目的地の木内酒造は駅から出て左に歩いて10分ほど。
ガソリンスタンドがある交差点に木内酒造があります。
※管理人は手持ちのお金が無いことに気づき、すぐ近くの郵便局でお金を卸しました・・・(汗
(周囲はコンビニが無いので、要注意です)
<Information>
営業時間:9:00~15:00
※平日しか空いてないので注意!
※ATMは無し!窓口で出金する形になります
全工程4時間越えの仕込み作業は汚れても良い服装で!
木内酒造の暖簾をくぐるとブランドの『常陸野ブルーイング』ビールと木内酒造の日本酒が所狭しと並んでいます。
訪れた日は平日の昼過ぎでしたが遠方からでしょうか、多くのお客さんで賑わっていました。
ショップの奥には出来立てのビールを味わうことが出来るタップルームとレストランがあるので、車の運転をしない方であれば堪能できますね(運転手の方には申し訳ないですが・・・汗
管理人もタップルームで出来立ての生ビールを飲みたい衝動に駆られましたが、はるばる茨城県まで来たのはビールを仕込むため。
受付の方に「手作りビール工房を予約した」と告げて待つことしばし・・・。
20代半ばぐらいの爽やかな雰囲気の男性スタッフ片平さんが今回サポーターとして管理人のビール造りをサポートしてくれます。
片平さんの案内で通されたのは木内酒造の中庭奥にあるビール醸造蔵。
日本酒蔵の中でビールを仕込む。
なんとも摩訶不思議な感覚です。
管理人を待ち構えていたのは、No.1~No.8までズラッと並んだビール釜。
人生はじめてのビール仕込み作業に「ドクンッ・・」と胸が高鳴るのを感じます。
入り口そばにある洗面器で手を十分に消毒したら、片平さんから今回のオリジナルビール仕込み作業の全体像を説明頂きました👇
① スタッフとビアスタイルの打ち合わせ
② 麦芽の計量・粉砕
③ 麦汁の仕込み(攪拌・循環)
④ 麦汁の糖化
⑤ ヨウ素テストによる糖化確認
⑥ マッシュアウト
⑦ 麦汁のろ過作業
⑧ 煮沸釜への移動
⑨ 麦芽カスの取り出し
⑩ 煮沸+ホップ添加
⑪ ワールプール
⑫ 麦汁冷却+品質確認 (ここまで!)
という方、その気持ちよくわかります笑
正直かなり疲れますので、次の日が休みの時に仕込みにきてください・・・(汗
最初にお伝えした通り、全行程を作業するのは自分自身。
そのため、当日は汚れても構わない服装でお越しください。
麦芽粉砕やろ過作業などで衣服が汚れますし、水回りの作業なので滑りにくい靴もおススメです。
実際に仕込んでみた!①~⑫の工程を解説
まずは①のスタッフさんとビアスタイルの打ち合わせから始まります。
ビアスタイルとはビールのテイストのことで、ラーメンでいえば「しょうゆ」「みそ」「とんこつ」「次郎系」みたいに味の方向性を意味しています。
この『手造りビール工房』では以下の4種類と他の要素の組み合わせで自分の作ってみたいビアスタイルを設計します👇
① ビアスタイル(4種類から)
☞【ホワイトエール】【ペールエール】【アンバーエール】【スィートスタウト】
② ABV(アルコール度数のこと)
☞【5%~8%までの0.5%刻みの範囲から】
③ SRM(ビールの色見を指数化したもの)
☞【3~85まで】
※4種類のビアスタイルでSRMは決まっているので弄り過ぎるとテイストに悪影響
④ ホップ(木内酒造が用意している9種類から)
【ビタリングホップ】
☞チヌーク・パール
【アロマホップ】
☞アマリロ・カスケード・ストリアンゴールディング
ケントゴールディング・ザーツ・ハラタウ
ギャラクシー
※上記9種類のうち1~3種類までをブレンドして使用
⑤ 副原料の有無
☞【ラクトース】【ナツメグ】【オレンジピール】【コリアンダー】
※上記4種類は木内酒造が用意しています
という方も多いと思いますが、どうかご安心を!
そのためのサポーターとしてスタッフさんが居ます!
ビアスタイルは実際に『常陸野ブルーイング』から4種類のテイストを試飲しながら決められます。
自分が気に入ったテイストから決めるのが良いでしょう。
管理人はコンセプト+副原料の選定は決めていたので、片平さんと副原料と相性の良さそうなスタイルとホップを絞っていきます。
協議の末、管理人のスタイルは以下の形で決定!(1部のみ)👇
① ビアスタイル
【ペールエール】
② ABV(アルコール度数のこと)
【7%】
③ ホップ(木内酒造が用意している9種類から)
【3種類のブレンド】
④ 副原料の有無
※持ち込んだベリー果汁を使用
ここまでで1時間30分・・・。
帰りの高速バスの時間も考えるとここからはちょっとピッチ上げて作業です!
オリジナルビール造り② 麦芽の計量と粉砕
出来上がった設計図から片平さんが最適な麦芽とホップの配合率を作成します。
こうして出来上がった設計図をもとに原材料を揃えていきます。
案内されたのはビール醸造蔵の奥にある麦芽保管庫。
『手造りビール工房』用に保管されたたくさんの麦芽からスコップを使って設計図通りの分量を量っていきます。
計量した麦芽は隣の粉砕機に投入!
バリバリと力強く粉砕されていく麦芽・・・。
脚立に乗って作業しますので、バランスを崩さないように注意が必要です。
ものの数分で細かく粉砕された麦芽を手にビール釜の場所まで戻ります。
次の工程であるビールの元となる『麦汁』づくりです!
オリジナルビール造り ③ 麦汁を仕込む!
先ほどの工程で粉砕してきた麦芽をビール釜の中へ投入し、水を注入します。
この状態で火を点火!かと思いきや、片平さんから別の作業を言い渡されます。
それが『攪拌』作業。
粉砕麦芽と水を加えた状態ではお互いに混ざり切っておらず、均一な麦汁を作り出すために
下の蛇口から溶出した麦汁をメジャーで受けては釜の上部にかけ直す作業を続けていきます。
こうすることで均一な濃度の麦汁を作る準備が整うということです。
蛇口から麦汁を受けては釜に戻す作業を数回続けたあとにいよいよ釜に火を点火します。
というのも、麦汁の温度を65~67℃の間を維持しながら絶えず攪拌しなければならないから。
右手に温度計、左手にオールを持って温度を管理する・・・。
片平さん曰く酵素が働く最適な温度帯がこのあたりとのことで、75℃以上を超えてしまうと失活という酵素が亡くなってしまう状態に。
失活すると、いわゆる仕込みが失敗になります・・・。
とはいうものの、釜の火入れをコントロールするのは非常に難しく釜自体も熱が伝わりやすい素材なので、一瞬で温度が急上昇します。
すぐさま片平さんが飛んできて水を注入しながら温度を下げてくれました。
という不安で頭の中がぐちゃぐちゃ状態になりましたが、片平さん曰く大丈夫そうとのこと。
というのも、麦汁を仕込んだ当工程の次で『ヨウ素テスト』を行うのですが、ここでしっかり麦汁が糖化したかどうかわかるから。
検査の結果、管理人の麦汁はしっかり糖化が完了していました・・・!
予約制の昼食【鯖サンド】を頂きながら
この『手造りビール工房』では予約の際に昼食を付けるかどうか聞かれます。
管理人はせっかくなので頼んでみることに。
出てくるのは『鯖サンドイッチ』とキレイな副菜の数々。
併設のレストランで作られた手作りサンドイッチの味を堪能しながら、麦汁の完成を待ちます。
オリジナルビール造り ④難所!ろ過作業と煮沸釜への移動作業!
先ほどの温度を上げて麦汁を仕込むのがシビアなら、ろ過と釜移動の工程は時間との勝負。
その工程とは、先ほど仕込んだ麦汁の入った釜から麦芽カスを取り除いた麦汁だけを新しい釜に移動させる作業。
やり方は下の蛇口から麦汁を抜き取って、新しい釜に移すの繰り返し。
ただし、同時にお湯をジョウロに貯めて麦芽カスの上から振りかけます。
この作業で麦汁に浸っていた麦芽が空気中に露出することで酸化することから防ぐ目的があります。
酸化反応が起こると麦汁のテイストに悪影響を及ぼすため失敗は許されません・・・笑
しかしやってみてわかったのですが、1人だと出来ひん!状態に。
どう考えても麦汁のろ過作業+移動作業と酸化防止作業が間に合いません。
この工程ではサポーターの片平さんも手を貸して頂き、2人で汗をかきながらひたすら没頭。
なんとか酸化を防ぎながらろ過分を移動することに成功・・・!
この後はじっくり煮沸していきます。
オリジナルビール造り ラスト ホップ+副原料の添加と冷却!
ここまで来ると作業はほぼほぼ終わりに差し掛かっています。
煮沸釜の様子は片平さんが定期的に見てくれますので、しばしの休憩。
この間はお手洗いに行ったり、お土産ショップに行ったりしてつかの間の観光を楽しみましょう。
十分に煮詰まった麦汁にいよいよホップを添加します。
最初のコンセプト打ち合わせでチョイスしたホップを入れていくのですが、投下のタイミングで味付けが変わります。
① 1番最初に投下=ホップの苦みが強く出る
☞ビタリングホップを使用するのがおススメ
② 2番目に投下 =アクセント付けするための手法
☞最後に入れるホップのサポートで使いたい
③ 最後に投下 =ホップの香りをビール全体に与える
☞一番前面に出したい香り(アロマホップ推奨)をここで投下
この時間差を置いた投入方法により、自分が表現したいビールの香りづけを行うことができます。
管理人もホップを用意して順番通りに投下していきます。
今回45L分生産するのですが、それに対して使うホップの量は以外にも少なく感じました。
片平さん曰く「IPAなど苦みが強いスタイルはもっと入れますが、通常はこの程度で十分効果が出ます」とのこと。
ここで片平さんから「持ってきた副材料」の投下指示が・・・!
今回のコンセプトである「ラトビア共和国」をイメージしたビールに不可欠な材料・・・。
無糖100%果汁ということで入手も苦労した逸品。
この果汁を煮沸釜へ投下します!
むわっと立ち込めるこけももの野性味と酸味・・・。
果たしてうまく麦汁となじむのか・・・!
昼の1時からスタートして約4時間の行程・・・!
ということで、最後の作業が始まりました。
冷却作業は出来立ての麦汁を冷やす作業で、これから発酵させてアルコールを発生させるために添加する酵母が活動する温度まで下げないとなりません。
しかしながら、仕込んだ麦汁は家庭のように冷蔵庫に入れたりできない容量なので現場では『熱交換器』という機械で冷やします。
片平さんのテキパキとした準備ですぐさま急冷作業が開始。
煮沸釜から配管を通って『熱交換器』で急冷されていく管理人オリジナル麦汁。
ものの数十秒で保管容器に排出されていきます・・・!
こけもも果汁入り麦汁のお味はいかに?
出来上がった麦汁は、アロマホップの草原を思わせる爽やかな香りにハーブに似た野性味のあるこけももの香りと酸味、優しい甘みが絶妙なバランス・・・。
管理人の自画自賛かと思っていましたが、どうやら片平さんも驚いており
という有難い期待を込めたコメントを頂けました。
こうして4時間におよぶラトビアビールの仕込みはここで完結。
この後に続く『発酵』『熟成』『ボトル詰め』『発送』工程は木内酒造が対応してくれます。
出来上がりの4月上旬が楽しみでありつつ、最後は熟成してビールになってくれるまで『味の保証』が分からないのがドキドキです。
まるで趣味のフィルムカメラのように(撮った写真を現像するまで分からないように)
余談ですが、千葉まで日帰りで帰るのが面倒になったため、格安のビジホで1泊したのは良い思い出です。
▶ 管理人が泊まった格安ビジホ『かもした』
常陸野ネストビールを味わうことが出来るBarで堪能しよう!
素晴らしいクオリティのクラフトビールを世に出し続けている木内酒造の「常陸野ブルーイング」。
とう方向けに常陸野ブルーイングでは東京にも直営店を出店しています!
ぜひ東京を訪れる際は立ち寄って樽生を楽しんでみることをおススメしますよ!
東京では5店の直営店【東京駅・丸の内・神田・秋葉原・品川】
管理人が訪れたことのあるのは【東京駅・神田・秋葉原】になりますが、利便性のあるのは東京駅の直営店でしょうか(東京駅には丸の内側・八重洲口側にそれぞれ)
他県から訪れる場合を想定すると【品川】【東京】にあるのはとても良いですね。
例えば東海道新幹線で多くの方が【品川駅】【東京駅】で下車するため、出張や観光のついでにふらっと立ち寄れます。
東京駅(八重洲口グランルーフの2F、エスカレーターで)
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
<Information>
▶ 営業時間 11:00~23:00(LO.22:30)
▶ 住所 東京都千代田区丸の内1-9-1 グランルーフ2F ペデストリアンデッキ
▶ HP 公式HP
▶ MAP
丸の内(北口改札グランスタ1F)
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
<Information>
▶ 営業時間 月~土8:00~23:00(フードL.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
日・祝8:00~22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
▶ 住所 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅グランスタ東京1階
▶ HP 公式HP
▶ MAP
秋葉原:東京蒸溜所(スピリッツ類を蒸留しています!)
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
<Information>
▶ 営業時間 11:00 ~ 22:00(L.O.21:30)
▶ 住所 東京都千代田区神田練塀町13-1 SEEKBASE 0-1区画
(沿線上にある「CHABARA」よりさらに御徒町方面へ進むとあります)
▶ HP 公式HP
▶ MAP
神田:万世橋店(肉の万世本店に近い)
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
<Information>
▶ 営業時間 月 ~ 土 11:00 ~ 23:00(L.O.22:30)
日祝 11:00 ~ 21:00(L.O.20:30)
▶ 住所 東京都千代田区神田須田町1-25-4 N1区画
▶ HP 公式HP
▶ MAP
品川(品川駅構内のエキュート品川2F)
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
▶ 営業時間 月~土10:00~22:00(L.o.21:00)
日・祝 10:00~20:30(L.o.19:30)
▶ 住所 東京都港区高輪3-26 -27 エキュート品川 2 F
▶ HP 公式HP
▶ MAP
茨城県では拠点の木内酒造以外にも【水戸市・那珂市】
管理人は仕込み作業に没頭していたので木内酒造で飲むことは出来ませんでしたが(汗
JR水戸駅に直営店があるので、そちらにお邪魔して樽生を楽しんでいました。
ぜひ茨城観光の+αに!
水戸駅(ビックカメラを目指して4Fラーメン屋が並んでいる先)
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
▶ 営業時間 11:00 ~ 22:00(L.O.21:00)
▶ 住所 茨城県水戸市宮町1-7-31 水戸駅ビル エクセルみなみ 4階
▶ HP 公式HP
▶ MAP
水戸市:繁華街に直営レストラン【蔵+蕎麦 な嘉屋】
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
▶ 営業時間 11:00 ~ 22:00(L.O.21:00)
▶ 住所 茨城県水戸市宮町1-7-31 水戸駅ビル エクセルみなみ 4階
▶ HP 公式HP
▶ 備考 木内酒造に併設しているレストラン2号店
▶ MAP
なんと海外にも出店!【アメリカ・中国】
世界に飛び出して「常陸野」ブランドの知名度向上に貢献している2店の直営店。
アメリカと中国、それぞれコンセプトの違う店舗なので近くを訪れることがあればぜひお立ち寄りください。
アメリカ・サンフランシスコ【Hitachino Beer & Wagyu】
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
▶ 営業時間 4:00PM-12:00AM
▶ 住所 639 Post St,Lower Nob Hill,San Francisco
▶ HP 公式HP
▶ 備考 茨城ブランドの【常陸野牛】とビールを売りにしたパブレストラン
▶ MAP
中国・上海【HITACHINO MANSION】
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
▶ 営業時間 11:00 ~ 22:00(L.O.21:00)
▶ 住所 茨城県水戸市宮町1-7-31 水戸駅ビル エクセルみなみ 4階
▶ HP 公式HP
▶ 備考 全4F建ての複合施設(醸造・蒸留・パブ設備)
▶ MAP
常陸野ネストビールとは?『木内酒造』の歴史と主なラインナップ
今回管理人オリジナルビールを作成して頂いた『常陸野ブルーイング』ですが、もともとは木内酒造という老舗の日本酒蔵が1994年に立ち上げた新規事業の1つ。
という方もそうで無い方も含めて、木内酒造の歴史とラインナップを紹介していきたいと思います。
1823年創業の木内酒造と創業者:木内儀兵衛
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
常陸の国(茨城県の旧名)、現在木内酒造が構える住所「鴻巣」エリアで庄屋(村の首長)を務めていた創業者『木内儀兵衛』は
水戸藩に納める年貢米を日本酒に加工した方がより収益を上げられるのでは?という考えから木内酒造は始まったと言います。
儀兵衛はさっそく伝手のある会津商人から日本酒造りに必要な機材を買い入れ、1823年に木内酒造の歴史がスタートします。
参照画像:木内酒造HPより
現在も木内酒造を代表するブランド『菊盛』は天皇皇室を象徴する花「菊」が今後も栄えるように、という願いを込め命名されました。
酒造りで非常に重要なファクターである「水」は所在地の両端を走る久慈川と那珂川が仕込みんだ地下水を使用し
日本全国から選りすぐった酒米と木内酒造独自の酵母が重なることで名ブランド『菊盛』が生まれます。
1994年にビール事業への挑戦
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
長年日本酒蔵として運営してきた木内酒造ですが、当時経営に携わっていた方々からの声で
「将来、清酒は右肩下がりになる。酒税法が緩和されてビール造りが出来るようになるからやってみよう」
という声から常陸野ブルーイングがスタートしたと言われています。
現在は全国津々浦々に個性豊かなマイクロブルワリーと呼ばれるブルワリーが続々誕生していますが
きっかけは1994年4月に改正された『酒税法』のビール製造に関する内容。
それまでは年間2000KL以上のビール製造を行うことを許可条件としていたビール醸造免許ですが
改正後によって60KL以上に大幅な緩和をされました。
今まで大手ビールメーカーでしか設備を有せなかった厳しい条件が緩和されたとあって全国ではクラフトビールを作る動きに。
この酒税法改正の流れに木内酒造も売って出ることにしたのです。
日本酒造りはプロでもビール造りは初心者だった木内酒造はカナダのブルワリー設備メーカー『DME』社にコンタクト。
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
何十回にも及ぶ商談の末、木内酒造に見合った設備を買い入れることに成功します。
ビール造りの準備を整えた木内酒造は満を持して1996年「常陸野ブルーイング」ブランドとしてビールをリリースするのです。
いまや、世界30か国以上に輸出されている日本を代表する名ブランド『常陸野ブルーイング』。
※TIPS:ロゴキャラクターのフクロウじゃなかった可能性も?
『常陸野ネストビール』と呼ばれていますが、ネスト=巣(英語)を意味しており木内酒造の所在地である鴻巣に由来します。
鴻巣は(こうのす)と読み、コウノトリが飛来することで知られています。
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
そのため、最初は常陸野ブルーイングのロゴを『コウノトリ』にしようとデザインをおこしましたが、問題が。
ヨーロッパで『コウノトリ』は縁起の良くない鳥だったため(盗人の意)採用を見送ることに。
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
もう1つの案として茨城県を代表する魚である『アンコウ』をロゴに取り入れようというデザイン案もあったり!
レギュラー品はもちろん、定期的にリリースされる「期間限定」を見逃すな!
参照画像:常陸野ブルーイングHPより
『常陸野ブルーイング』が提供しているビアスタイルですが、レギュラー品の豊富さはさることながら
期間限定醸造品も定期的にリリースされているので「これは飲んだことがないっ!」という方も多いのでは?
本記事では執筆している2021年3月現在のラインナップをご紹介します👇
▶ ラガータイプ
・ネストラガー
▶ エールタイプ
・リアルジンジャーエール ・だいだいエール ・エスプレッソスタウト
・ニッポニア ・セゾン ドゥ ジャポン ・ホワイトエール
・ペールエール ・ヴァイツェン ・アンバーエール
・スウィートスタウト ・レッドライスエール
・エキストラハイ ・ジャパニーズクラシックエール
▶ 期間限定
・賀正エール ・チョコレートベリーエール ・塩梅エール
※順不同
※備考
エールタイプがほとんどなのは、創業当時のコンセプトが
「ヨーロッパの本格ビール」を目標に醸造しているから。
ネストビールを買うなら「公式オンラインショップ」を利用しよう!
という方にとって、何店も酒屋をはしごするのは非常に面倒なこと。
しかも酒屋によっては売っているビアスタイルがバラバラなため「すでに飲んだことがある」スタイルしか置いてないパターンも・・・。
そんなときはネットの力を借りましょう!
おススメなのが『木内酒造オンラインショップ』。
木内酒造の清酒はもちろん、常陸野ブルーイングブランドもグッズまで売っている親切さ。
しかも公式オンラインショップの良いところは「ビールの1本売り」から対応してくれる。
という方にピッタリです。
どんなに遠く離れていてもワンクリックで手に入る便利な世の中になりました。
送料が1,000円近くかかるのがちょっと痛いですが、簡単・確実に入手できる良い選択肢ですよ。
ROCK的まとめ
① 『手作りビール工房』ではビール醸造を学びながら体験できる大人の社会科見学
② 最小ロット45本(330ml瓶)30,000円以内で作ることが出来る!
③ イベント用に造って家族・友人と楽しもう!
日本では酒税法の関係で1.0%以上のお酒を許可なく作ってはいけません。
この如何ともし難い法律の壁で管理人は「ホームブルワリー」が出来ずに悩んでいます。
そんな状況でもなんとか・・・・!というところで出会った木内酒造の『手作りビール工房』。
ビールを飲む側から作る側に回ることでビールに対する愛着と関心が増します。
ぜひ、ここまでお読みいただいたあなたにも体験できる機会があれば挑戦してみることをおススメします。
モノづくりを通して、新しい自分に出会えるかもしれませんよ?