読み終わる時間:5分
誰向け?:東京・高田馬場で1年に1回開催されるウイスキー1大試飲会の内容について紹介
※この記事は2020年7月15日に更新しました
すてきな「旅」してますか?
世界51か国を巡ってきた私ROCKが、世界の魅力をあなたにお届けするブログ「ログROCK」
今回のログROCKでは、日本の東京で開催されているウイスキーのフェスティバルについてご紹介したいと思います!
あなたは「ウイスキーフェスティバル」というイベントをご存知でしょうか?
「ウイスキーフェスティバル」とは毎年東京・大阪・京都・名古屋・萌木の村(山梨県北杜市)などで開催される日本最大級のウイスキー大試飲会イベントのことです。
今年2019年は、大阪・萌木の村で6月。東京では11月に開催されました。
ウイスキー大好きROCKが毎年心待ちにしている最高の試飲会ですが、ウイスキーに興味がある人や好きだけどもっと好きになりたい!という方向けに実際の雰囲気含めてお伝えしようと思います^^
今年は残念ながら終わってしまいましたが、来年は行ってみようかな!と思っていただければ幸いです。
①毎年11月頃に高田馬場で開催されるウイスキーフェスティバル②当日券でも購入可能ですが、前売り券で安く入手しましょう(前売り券は後日郵送)
③食事ブースは無いので、悪酔いしないためにもご飯は先に食べておくのがおススメ
もくじ
世界中の蒸留酒700-800種類が試飲出来る!あなた好みのお酒が必ず見つかる!
ウイスキーをBarやレストランで1杯頼んだとき、ビンテージと呼ばれる数字入りのボトルだとそれだけで1,000円以上は平気でかかります。
もちろん、その1杯の金額は場所やサービスが含まれた価格帯なのですが、月に何回も外で飲んでしまえば、エンゲル係数爆上げ。
かといって、安いし肩ひじ張らない宅飲み最強っ!ではありますが
いざ酒屋で並んでいるボトルをにらめっこしても、どれが自分の好みに合うウイスキーなのか分からないパターンも多いはず。(色々試して熟知している方ならいざ知らず^^:
『ボトルを買うほど、ウイスキーに詳しくない。でも興味があるから、なるべく費用もかけずに沢山味わってみたい・・・。』
このウイスキーフェスティバルは、これからウイスキーを始めてみたい、学んでみたい方にはうってつけのイベントなのです。
行ってみたいけど、直接行ってOKなの?入場料とかかかるの?
もちろん、完全無料というワケではありません・・・。(蒸留所様が大変なことになってしまいます^^:)
参加費用は、前売り券4,500円
当日行かれる場合は、当日券5,000円
上記の費用にはなりますが、これを『高いじゃん!』と思う方も中には居るかもしれません。
しかしながら、このウイスキーフェスティバルの特徴である入場料を支払えば、会場内のほとんどの蒸留酒が飲めるということを踏まえれば、逆に安すぎるくらいです。
『いやいや、たくさん飲めるといっても、高いのは飲めないんじゃないの?』
確かに、ブースによっては1杯数百円の別途試飲代を払わないと飲めない蒸留酒もございます。
ただ、それは例外として、大部分のお酒は一般に酒屋で売られているレギュラーグレードから、12年15年18年(ウイスキーだと、これが平均的な年代物の段階)まで提供されているのです!
(上記のは、アメリカのウイスキー『ウエストランド』アメリカン・オークは5-6年とは思えない複雑な香り)
お店だと1,000円~2,000円クラスのお酒もここなら関係なく飲める。しかもこのイベントでは700-800種類が集合している・・・。
5,000円握りしめてBarでビンテージウイスキー飲んだら、1・2杯で終了なところが、開園時間いっぱいまでひたすら飲める。
これには、入場料以上の価値が大いにあると、ROCKは声を大にしてあなたにおススメします!
会場で気にいったボトルがそのまま会場で購入可能!今年はクレジットカード対応も増えて、より買いやすい!
(商社様ブースで見つけたバニラの残り香が印象的な『スカラバス』アイラ島のシングルモルト(蒸留所非公開)
こういうイベントって、だいたいのところは「現金のみ」というところが一般的でした。
フードフェスティバルなんかもそうでしたが、昨今はキャッシュレス化がドンドン進出しているようで、このウイスキーフェスティバルも一部の店舗ではありますが、カード対応が見られました。
私が見た限りだと、さすがにキャッシュレス対応は無かった気がします(購入金額が数千円~数万円なので)
しかしながら、超レアもののボトルを買おうものなら、財布に数万円用意するのは面倒じゃないですか。
それが今回はキチンとカード払いで気にいったボトルをお持ち帰りできるようになったので、ウイスキーファンは大喜び!
会場はどうやって巡るのが良いの?入場してからの流れとは?
ROCKは東京しか言ったことが無いので、あくまでご参考までにということですが、会場は東京・高田馬場駅からそばのベルサール高田馬場。
入場してから受付で腕にリストバンド(再入場用の印)を腕に巻いてもらったら、エスカレーターで地下に下ります。
着いたらすぐにスタッフから、チェイサー(箸休めのお水)とトートバッグを頂き、会場へ向かいましょう。
「回」状に各蒸留所や商社ブースが展開されているので、廻るとしたら、壁沿いのブースから廻るのが良いかと思います。
だいたい例年の流れだと、壁沿いのブースはサントリーやニッカ・ジョニーウォーカーにバランタインのような酒屋さんでもよく見かける超有名どころがブースを出しています。
(ピート香が病みつきになるタリスカー。独自の黒コショウを添えたペッパーハイボール)
『そういえば、よく見かけるブランドだけども、しっかり飲んだことなかったな・・。』
そんなあなたに、あらためてじっくり飲んでみることをおススメしたい!
あっ!美味しい!となれば、帰りに買えますからね^^
(許可を頂き。1本1万円以上する『ロイヤルサルート21年』もタダで飲める・・・!超うまい)
もちろん、超有名どころなだけに、ビンテージものも18年まで自由に飲める。大盤振る舞い。
もしも、飲みすぎて・・・、となったら先ほどのチェイサーでお酒を中和してこまめに休憩しましょう。
水が足りなくなってもご安心を!会場内3か所に給水所もありますので、ピットイン可能です。
会場内、真ん中のブースはマイクロディスティラリーと呼ばれる規模の小さめな蒸留所が展開している印象でしょうか。
(本坊酒造様ブースにて、限定ボトルはすでに完売でした・・・^^;)
埼玉県秩父市で超有名なイチローズモルトや長野県宮田村の本坊酒造【マルスウイスキー】などなど勢いのある蒸留所も参加していますので、知ってはいるけど飲める機会の少ないブランドをぜひ体験してみて!
世界中の各有名蒸留所のブレンダーがこの日のためだけに来日!貴重なウイスキー裏話が聴ける!
(許可を頂き。アードベックのドラムは大変トロピカルで美味しゅうございました・・・^^)
2007年銀座の商業ビルから始まったこのウイスキーフェスティバル。
2019年で12回目という結構長く開催されているイベントですが、最近はウイスキーの人気が非常に高いことから、2日間の大イベントに成長しています。
私のようなひたすらにウイスキー飲むぞ!という方には、初日・2日目どちらか都合の良い日程で行くので良いのですが、実はこの初日と2日目では、とあるトークショーの内容が大きく異なります。
毎年このイベントでは、世界各国から蒸留所でウイスキーの味を決めるブレンダーと呼ばれる方やオーナーがこのイベントのために来日され、ここでしか聴けない貴重なお話を語ってくれます。
有名どころではニッカウヰスキーのブレンダー佐久間正様やサントリーウイスキー碧の開発者福輿伸二様など・・・👇
海外勢だと、ウイスキーファンみんな大好きなカバラン蒸留所(台湾ウイスキー)のブレンダー イアン・チャン様やシーバスリーガルのアンバサダー トモス・ブルックス様など堂々の顔ぶれ。
さすがに超大御所の講演会ということもあって、お話を聴くには追加費用4,000円がかかります^^;
しかしウイスキーファンからしてみたら、いつも愛飲しているウイスキーの開発者が自らのウイスキーについて話をしてくれるというだけで◎
当日券対応も空きがあればイケますが、基本的に超人気イベントのため前売り券で予約するのが良いでしょう。
会場の雰囲気について写真で振り返り
(メキシコのテキーラですが、より長期熟成を施した『Sentir』というブランドの蒸留酒。口当たりよく花のような香り)
(フィンランドのブランド『UKKO』スキットル。細長くて洗いやすいという非常に利点が大きいデザイン)
(酒屋のやまや様から許可。ジュラセブンウッドという6種類のフランス産オーク樽で熟成。驚くほどなめらか)
(ご許可頂き。シングルトンはスペイサイドのウイスキーでシンボルマークはスペイ川で取れる鮭をあしらっている)
(ご許可頂き。コロンビアのラム『Dictador』ビンテージ20年ものはラム酒特有の̚カドっぽさが取れて飲みやすい)
(ご許可頂き。『LUSTAU』というスペインのシェリー酒ブランド。初めてのシェリー酒は後味が心地よい)
ROCK的まとめ
①毎年11月頃に高田馬場で開催されるウイスキーフェスティバル
②当日券でも購入可能ですが、前売り券で安く入手しましょう(前売り券は後日郵送)
③食事ブースは無いので、悪酔いしないためにもご飯は先に食べておくのがおススメ
いかがでしたでしょうか。
このイベントの見どころは、もちろん色々な蒸留酒を心ゆくまで楽しめることもそうですが、1番は各ブースで実際に販売・生産に携わる方々とのコミュニケーションが醍醐味です^^
手塩にかけて生み出した製品の魅力をじかにお聞きできることって、なかなか機会がありません。
しかも実際に飲みながら。
モノづくりの熱意を感じたうえで、自宅で買ってきたボトルを飲んでみればきっと今までよりもずっとウイスキーのことが好きになるはず。
1年に1度のイベントではありますし費用もかかりはしますが、『行ってみて良かった!』と思える価値が間違いなくあります。
ぜひ機会があれば、ウイスキーフェスティバルに訪れてみてください^^
<<おまけ>>
1年間待てないよっ!というあなたのために、東京に行かれる機会がありましたら、ぜひ銀座の「777」リカーマウンテンという酒屋さんを強くおススメします。
私ROCKがご贔屓にしているのですが、なんと店頭に置かれているウイスキー(ビンテージ含む)をメチャクチャ格安で試飲出来るんです!
前にウイスキーの選び方について紹介しておりますので、よろしければ併せてどうぞ^^