■ 東京から行くとして、黒川温泉までのアクセスを詳細に解説
■ 車で黒川温泉まで向かう方法と公共交通機関で向かう方法を解説
■ 実際に訪れた管理人が「忖度抜き」で日帰り湯3軒をレビュー
熊本県の阿蘇市にある有名な温泉地「黒川温泉」。
深い渓谷と清流を境にたたずむ黒川温泉はThe秘湯の雰囲気があり多くの湯治客に人気なのですが
問題なのは、そのアクセス方法。
千葉県在住の私ROCKが実際に黒川温泉へ行ったみて経験を踏まえて
首都圏から熊本→黒川温泉に行く場合のアクセス方法と
日帰り湯3件の体験レビューを解説いたします。
この記事を読めば、東京から黒川温泉に行く方法が分かるようになっています。

①黒川温泉へは、熊本空港からレンタカーを借りる方がベター(バスで行く方法もあります)
②ぜひ観光の時間を確保して「入湯手形」で温泉巡りをしてみよう(おススメはこうの湯)
③出来ることなら、1泊だけでもした方が間違いなく楽しめます
もくじ
東京から熊本・黒川温泉へ行くなら飛行機がBEST:その理由は「安くて早い!」



新幹線 | 長距離バス (乗り換え) | 飛行機 | |
---|---|---|---|
提供 | JR | 西鉄バス (はかた号) (九州産交バス) | ジェットスター ソラシドエア ANA |
特徴 | ・快適 ・わりと早く着く | ・寝たら着く (福岡までは) ・黒川温泉行きがある | ・最短で行ける ・疲労も軽度 |
料金 | 大人片道: 25,930円~ (乗り継ぎ込) | 大人片道: 16,400円~ (乗り継ぎ込) | 大人片道: 6,490円~ |
所要時間 | 片道約6時間 ※熊本駅着 | 片道約14時間 ※博多駅着 更に黒川温泉まで 約2時間30分 | 片道約2時間 熊本空港着 |
デメリット | 乗り換えが面倒 のぞみ → さくらorみずほへ | 体が辛くなる 可能性大 | 空港までが面倒 |
備考 | 乗り換え必要 | 博多で下車 バスタ新宿始発 | 航空会社で 発着場所が異なる |
向いている人 | 急に行くことに 決めたひと | ひと眠りして 着きたいひと | すべてのひとに |
黒川温泉までのアクセスをまとめると、上記の内容になります。
(2021年6月現在)
比較するとより飛行機がいかに安くて早いかわかりますね。


新幹線は新幹線で良い所もたくさんあります。
とくに「思い立ったらすぐに乗れる」ハードルの低さは飛行機では適いません。

サービスのソラシドエアか価格のジェットスターか

ソラシドエアは宮崎県に本社を置く航空会社でJALやANAよりも抑えめの料金体系なのが魅力。
(さすがにジェットスターの価格には勝てませんが💦
しかもLCC区分ではなく正規航空サービスなので、新幹線よりも便利なのは間違いなし。
ただ、ソラシドエアは東京~九州区間の運行のみ。
関西圏にお住いの方・滞在中の方だと新幹線かANA・JALを利用する形になります。

空港に着いてからの移動はレンタカーorバスか:出来ればレンタカーがおススメ

さて、本題に入りますが、この黒川温泉へはどのようにして向かえばよいのか。
空港を起点とした場合、レンタカーとバスの2通りが挙げられます。
レンタカーの場合(おススメ)

私が使用した方法です。
正直なところ、車で運転した方が最も効率よく、自分の好きなタイミングで行動出来るのが強み。
運転が苦で無ければ、なるべく車移動での旅行を推奨します。

レンタカーの場合:熊本空港に着いたらさっそくレンタカー会社へGo

熊本空港に到着したら、さっそくレンタカーを借りましょう。
空港にはトヨタ・日産など一般的なレンタカーサービスがあるので、困ることはありません。
借りる際は、飛行機の予約を終わらせたら同時にレンタカーの予約も済ませてしまうとひと安心。
上の画像は熊本空港に入っている「バジェットレンタカー」の軽自動車料金表(一例)
「誰と」黒川温泉に訪れる予定なのかによりますが、ひとりで行くなら軽自動車ぐらいで問題無いでしょう。
熊本空港から黒川温泉へは県道339号線を阿蘇山方面に進みながら1時間30分程度で到着出来ます。
※大分空港や福岡空港からでも大分自動車道経由で玖珠ICで下車してから県道387号線に沿って進んでいくと
大体2時間程度で黒川温泉へ到着出来ます👇
※道中、ガソリンの残量が心配な方へ

私が実際に走った玖珠IC~県道387号線経由は引治周辺から黒川温泉までの残り30Km間は
ガソリンスタンドは見つかりませんでした。
残量3メモリで若干焦りましたが、黒川温泉郷入り口横にコスモ石油がありました。
空港からレンタカーでそのまま黒川温泉まで行かれる方はあまり給油の心配はしなくて良いと思います。
先にあちこちの観光地へ遊びに行ってから、宿泊で黒川温泉に向かう予定の方は
黒川温泉郷入り口にガソリンスタンドがありますので、ガス欠になりそうであってもご安心ください^^
バスを使って黒川温泉へ行く場合はこちらから(現在コロナにより運休中)

21年6月現在、全便運休のため利用できません。
残念ではありますが、状況が落ち着くまで待ちましょう。
以下記載は、復活した際に参考してください。
熊本空港から黒川温泉に行く場合は、バスで行くことになります。
2021年6月現在、九州産交バスが1日2便(午前・午後)で運行している「九州横断バス」をぜひ利用しましょう。
詳しくは以下の画面からサイトへ飛べます👇
熊本を走るバス、産交バスグループのポータルサイトです。熊本,くまもと,バス,産交バス,路線バス,高速バス,夜行バス,臨時バス,ツアーバス,貸切バス,暮らし,サポート,公共交通機関
熊本空港を降りたら、以下のMAPを参照にバス停へ👇
参照:産交バスポータルサイト
片道2000円で2時間後に着けます。
時間の制約を気にしない方や温泉上がりにお酒を飲む予定の方はおススメの方法。
もしくは運転が心配の方も気楽に目的地まで行けるので、これはこれで選択肢に上がりそうです。
黒川温泉ですることは食べ歩きと温泉巡り!ぜひ風情を堪能しよう
引用:黒川温泉公式HP
空港から無事に黒川温泉郷に到着しました!
奥深い山々の間にいくつもの温泉宿がたたずむ風景は見るだけでテンションUPです!
黒川温泉は川を挟んだ両岸に旅館が立ち並ぶ地形。
湯上り姿の観光客と川のせせらぎで、いっきに旅情感が湧いてきます。
バスでお越しの方は県道442号線沿いバス停で降りられましたら、歩いてコスモ石油横の旧小国街道を下っていきましょう。
しばらく道なりに歩いていくと、「風の舎」という観光案内所が現れてくるはずです。
「風の舎」ではコインロッカーもありますので、もしも荷物を預けたい場合はこちらで。

宿泊予定の方はそのまま今宵のお宿で荷物を預けに行くのが◎
車で日帰りの方は旧小国街道を道なりに進んでいくと、無料の駐車場が5か所ありますので
そちらで駐車しましょう。
さて、荷物を整理しましたら、いよいよ黒川温泉へ街歩きと温泉巡りです。

温泉街の楽しみの1つは街歩き!美味しいグルメを堪能しよう!

黒川温泉郷でのメインストリートになるのが、川のそばにある歩道「川端通り」です。
ここに多くの旅館や飲食店・お土産物屋が集まっており、黒川温泉郷観光の中心となります。
ご飯を食べるなら、阿蘇のご当地牛「あか牛」のどんぶりや
歩き疲れた時のスイーツにどらどらバーガーなど多くのグルメが観光客を迎えてくれます。
お食事処・うふふの「あか牛どんぶり」👇
熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉の中央にある温泉旅館。お宿玄河の公式ホームページにようこそ!食事・喫茶 うふふと5つの貸切家族風呂と料理が楽しめる宿。全4室のモダンな雰囲気のお部屋で皆様のご予約をお得なプランでお待ちしております。
どらどらバーガー👇
黒川温泉 どら焼き屋 どらどら いご坂沿いにあるどら焼き専門店。 毎日手焼きした川にあんことクリーム大福をはさんだ恋が叶うどらどらバーガーが人気です。 味は5種類あります。 お土産としてお持ち帰りもできますのでオススメです。 是非お立ち寄りください。
温泉巡りにはとってもお得な「入湯手形」をかならず買いましょう!

黒川温泉郷のメインともいうべきアクティビティが温泉巡り。
黒川温泉では、立ち寄り湯として全28か所の旅館で最高の風情を感じることが出来る露天風呂を体験することが出来ます。
1回の入湯料は500‐800円ほど。
もしも3か所以上立ち寄り湯に入りたい!という方のためのサービスとして「入湯手形」が販売されております👇
引用:黒川温泉公式HP
この手形は1300円(2021年6月現在)で全28か所の立ち寄り湯を3か所選んで入湯することが出来るのです。
1回500円はかかる立ち寄り湯を鑑みると、3回入られる方は必ず購入しましょう。
ただし、4回・5回とかだと、追加で手形を購入せずに単発で入りに行った方が安い場合も。
ご自身がどの旅館の温泉に入る予定なのかは、あらかじめ計画を立てておくことをおすすめします。
この「入湯手形」ですが、あなたが最初に入りたいと思った温泉旅館の受付で「手形をください」とお伝えすれば、OK。
ここで注意事項ですが、温泉旅館によっては、露天風呂だけしか利用できないこともあります。
実際に温泉に入った「ふもと旅館」の場合は、からだを洗う場所は無く、そのまま入るように受付時に説明されました。
その場合は、かけ湯で十分に自分のからだを綺麗にしてから入浴しましょう。
施設内に、内湯が備わっている旅館もありますが、立ち寄り湯利用者がそこを利用できるのかどうかは
旅館のサービス内容次第ということです。
実際に温泉巡りへ行ってみた!3か所を体験した感想
①ふもと旅館(1回500円)
引用:黒川温泉公式HPより
風情・・・◎
設備・・・×
泊まってみたい度・・・〇
平均宿泊費・・・15,000-20,000円
川端通りの公衆浴場「地蔵湯」の隣、向かいに「地蔵堂」という神社が座するロケーションにある「ふもと旅館」。
阿蘇のご当地牛を食べられる飲食店も徒歩10秒の好立地にあるので、黒川温泉の観光には困らない。
肝心の露天風呂「もみじの湯」ですが、非常に風情のある気持ちの良い温泉でした!

川のせせらぎを聞きながら、横になって温泉に浸かるスペースがあるので、まさに極楽。
残念なのが、シャンプー類は全面使用禁止。
宿泊者は内湯でからだを綺麗に出来るのですが、そこが残念なところです。

②夢龍胆(1回500円)
引用:夢龍胆HP
風情・・・△
設備・・・〇
泊まってみたい度・・・△
平均宿泊費・・・18,000-26,000円
この旅館は入り口が3階にあり、通路奥のエレベーターで1階の露天風呂場に向かう形です。
ここは内湯と露天風呂が隣接しているので、存分に内湯で備え付けのシャンプーでからだを綺麗にして
気持ちよく入浴することが出来ます。
露天風呂「りんどうの湯」ですが、風情としては正直うーんでした(所感)
ただ、りんどうの湯は混浴になっているので「友達や恋人・家族と」いっしょに入るには楽しいかもしれません。

③こうの湯(1回600円)←管理人ROCKおススメ
出典:こうの湯公式HPより
風情・・・◎
設備・・・◎
泊まってみたい度・・・◎
平均宿泊費・・・20,000-25,000円
今回3か所を巡った中で、ダントツ1番に良かった温泉はここでした!
敷地が広く受付場所と温泉施設が離れており、森の中にたたずむ浴場は神秘的。
からだを洗う場所もしっかり完備されているのがとても◎
さらに露天風呂の奥には「立ち湯」という文字通り立ったまま入浴する設備もあります👇
出典:こうの湯公式HPより
立ち湯からの眺めは開けているので、間違いなく「夜景」を鑑賞しながらの入浴は贅沢の一言。
べた褒めしたい旅館ですが、問題点としては繁華街である「川端通り」からかなり離れている点。
利便性はありませんので、例えば大事な人と2人でこの旅館で時を過ごすような滞在の仕方が一般的かもしれません。

ロック的まとめ

①黒川温泉へは、熊本空港からレンタカーを借りる方がベター(バスで行く方法もあります)
②ぜひ観光の時間を確保して「入湯手形」で温泉巡りをしてみよう(おススメはこうの湯)
③出来ることなら、1泊だけでもした方が間違いなく楽しめます
いかがでしたでしょうか。
全国的に有名な黒川温泉でしたが、実際に行ってみて確かに魅了される風情と温泉がそこにはありました。
九州外に住んでいる私のような方だと、九州まで行くのがまず大変だと思いますが
ぜひ3連休を作るチャンスがあるようでしたら、旅の計画を練ってみるのはどうでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。ロックでした。